氷と魔女《specialstory 完結》

「くっ……は、離して!」


私は思いっきり吟の肩を押すけど…


無駄な抵抗。そんなこと、分かっている。



「お前…それ、本当なのかよ⁉︎
この学園を出てくって、退学するってことだろ?
なんでだよ⁉︎」


吟の表情は見えないけど


焦っているのがわかる。



「……言えないよ、吟。
ごめんね…ごめんね…言えないの」



私は、心から謝る。



君に、この気持ちが届けばいいのに。



心から謝ってること、わかりますか?


きっと、私は…



もう、君と長くは一緒にいられません。




「千草…思い直す、とかねえのかよ…
俺は、いや、みんなも…お前にいてほしいはずなんだよ…!」