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アツシの彼女もオッケーしたらしく。

俺らはダブルデートに出かけることとなった。



俺、アツシの彼女会ったことないや。

まあ、ヒヨコより可愛い奴や美人な奴はいないと思うけど。



俺はヒヨコを迎えに行った。



「お待たせしました」



家から出てきたヒヨコは、また一段と可愛い。

ふわふわした、いかにも女の子っぽい服が、小さくて可愛いヒヨコに似合う。

「似合うよ」と本音を言うと、ヒヨコは照れたようにはにかんだ。



ダブルデートの行き先は、映画館。

観る映画は、ラブストーリー。

ヒヨコもアツシの彼女さんも楽しみにしている。



アツシたちとは映画館前で待ち合わせだ。

ヒヨコの手をはぐれたりしないよう、しっかり握る。



「あ、リクー!ヒヨコちゃーん!」


ヒヨコが呼ばれたくないはずなのに、笑顔でアツシに応じた。

俺も「おはよ」と向かう。


アツシも彼女さんも、すでに到着していた。