「剣道部?」


…そんな不可解な顔で見ないで。


『あーーーーーー!お茶!お茶忘れた!』


私は、手に持っていた水筒をかばんに押し込んだ。


「…はぁ?お茶なら今あんたの手に…」

『いいからっ。買いに行ってくる!!!』


教室から廊下へと、一目散に駆け出した私。


あー。もぅ、あんな話、恥ずかしすぎだって。

耐えられないから。


なんでみんな、コイバナなんてできるんだよーーー。