私は、乾いた笑いをこぼして、空を見上げた。 憎たらしいくらいの晴天。 その空に向かって、笑ってやるんだ。 言い切れなかったごめんなさいと たくさんのありがとう。 卒業、おめでとう。大好きでした。 そして……さよなら。 そんな思いを込めて。 上を見上げて笑った私の目からは、溜まっていた涙が押し出された。