「荒城の月」は、明治33年に作曲された。


滝廉太郎が若干21歳の時だ。


有名な「箱根八里」や「花」と並ぶ、日本の名歌だ。



「『荒城の月』冒頭のメロディは、ミーミーラーシードーシーラー ファーファーミーレーミー、お馴染みのメロディだ。
たしか……教科書にも載っていた。
サラサーテの『ツィゴイネルワイゼン』の冒頭のメロディは、ミーラーシードーシー ラシドシラー♯ソラー。『荒城の月』冒頭とミの音がダブるが、『ツィゴイネルワイゼン』冒頭と6音が同じだ。
フォーレの『夢のあとに』も、冒頭のメロディがほぼ同じだ。
『夢のあとに』冒頭のメロディは、ミーラーシードーシラ ドシララーソー。
もう1つ、チェコの作曲家スメタナの『交響詩わが祖国』の中の『モルダウ』も、よく似ている。
『モルダウ』主題のメロディ、ミラーシドーレミーミミーファーファーファミーミレーレーレドーレドードシーシーシラー。
最初のミを除くと、7音とリズムが同じだ。
どうだ、似ているだろう?」