金木犀のアリア

特徴的なのは、この「メンコン」が作曲され発表される以前には、演奏者の自由に任されることが多かったカデンツァ部分も全て作曲し、音を書き込んでいることだ。


オーケストラ演奏では、独奏ヴァイオリンがほぼ弾きっぱなしなため、技巧的にも3大ヴァイオリン協奏曲の中では、ブラームスのヴァイオリン協奏曲と並んで難曲と言われる。



第1楽章第1主題はソナタ形式で約14分。


分散和音に載ってヴァイオリンが奏でる流麗優美な調べは有名な旋律で、CMなどで親しまれている部分だ。



フィギュアスケーターのある女性選手がシーズン中のフリー演技に、このメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」を使用し、世界選手権女王になった。