本日、何本目かとなる電柱を通りすぎようとすると…ん?




今目のはしに茶色い箱を見た気がしたが…気のせいか?




「ミャー」




今…猫の鳴き声が聞こえたけど…これも気のせいか?



ゴソッゴソゴソ…ペチッ…。


ダンボールの音から出てきて地面に着地して…って!!




気のせいじゃねぇ!!




俺はバット振り向くとダンボールから出てきた小さな三毛猫が俺をジッと見つめていた。




「ね…猫?」



これは世に言う…捨て猫ってやつか?



猫は俺を見つめたままテトテトと近づき…「ミャー」と鳴いた。