俺と捨て猫の一日。




「お、俺の…友人」



「ハァ!?猫が友達って…アンタそんなに友達いなかったの!?」



声からして母さんの顔が思い浮かぶ。



きっと洗濯物を睨み付けているんだろう。



そのとき…。


「ワンワンワォーン!!」



そう鳴きながらおりてきたのは…コジロー。


コジローは玄関に立つ俺の元に飛び込んでくる。


「うげっ…!!お、おもてぇ!!」


大型犬のコジローは俺を玄関に押し倒すと顔をベロベロ舐める。



きたねぇ!!


くせえぇ!!


俺はコジローを押し返してとりあえず…固まったままの猫を抱き上げる。




コジローは猫を抱き上げたとん、「ワンワン!!」と吠え出した。


「シッ!!コジローうるさいぞ!!」


俺は怯えて震える猫をコジローから見えないようにする。