猫を見ると猫は親子の方をじっと見ていた。
その猫の小さな後ろ姿はすごく寂しそうで…こいつは拾われることなく一生を終えるのだろうか、とも思った。
「おい」
猫は俺の声にふりかえる。
仕方ねぇ…。
「…ついてこい」
母さんやコジロー、りさ(妹)が何て言うか知らねぇけど…とりあえず頼んでみるか。
親父は多分オッケーだと思う。
この前、犬のコジローを撫でながら「猫が欲しいな~」なんて言ってたからな。
断られたらどうしよ…庭でみんなに秘密で飼うか?
いやいや、無理。
万が一家族が気づかなくてもお庭大好き、コジローが絶対気づく。
あ~…どうしよう…。

