そして、段ボールに入れて猫を見ながらゆっくりと後ろにさがる。
猫は俺が数歩さがったところでまた出てきた。
『ハァ~…おまえなー…。』
まじでどうしようか…。
そう思ったとき。
「あ!みてママ!!猫がいるよー!!おいで~! 」
一組の親子が通りかかった。
子供の男の子はその場にしゃがみこんで猫を呼ぶ。
猫は嬉しそうに「ミャ~」と鳴きながら駆け寄ろうとすると、男の子の母親が慌てて男の子を立たせた。
「何してるの!?触って変な菌でも移っちゃったらどうするのよ!さ、帰るわよ」
そう言って男の子を引っ張っていった。
なんていう母親だ…。

