「で、看板娘っていうのが、蓮華っていって、絶世の美女で有名なんだよ。女子は蓮華に憧れて、野郎は美人見たさにってな。」
「その美人見たさに行った野郎っつーのはお前も入ってるのか?」
得意気に話す永倉さんに原田さんがニヤニヤと笑う。
すると、永倉さんはそっぽを向いて素知らぬ顔をし始めた。
たまに来てはこっちに話し掛けて来てたけど……。
貴方もそういう奴らの1人だったのか。
「と、いうわけで。私はただの蓮華でもあり、ただの蓮美でもある。それ以外、何者でもない。」
「嘘だな?」
締めくくろうとしたとき、急に斎藤さんが口を開いた。
「………どういうこと?」

