さくらの花が咲く頃に

この実習は、人間を観察する目的もある。

時間切れいっぱいまで、私はここにいようと思っていたの。

私は、人間界が好きだった。

魔法図書館で、人間界について書かれている本を読むのがちょっとした楽しみ。

お父様が仕事で人間界へ行った時、買ってきてくれたお土産が部屋にならんでる。

そんな憧れの人間界に来れて、とっても幸せよ!

人間界にいたいなんて言ったら、お父様やお母様は怒ると思うけれどね。

実は、私のお父さまは魔法界の王さま。

お母さまは王妃さまで、お兄さまは時期国王なの。

私は王女で、お家はお城だけれど、お父さまの教育方針で、私もお兄さまも普通の学校に通ってる。

国を統治するもの、民を知らずして成らず、ってことらしい。

でもだから、私はこうやって普通の学校で、お友達にも恵まれて、自由にすごすことができる。

……でも、それも、18までだけれどね。