なんなんだよ、コレ。 これが症状なのか? 彩羽苦しんでんじゃねぇかよ。 「彩羽ちゃん大丈夫ですか~?」 慣れた感じで入ってきた兄貴と数人のナース。 「大丈夫だからゆっくり呼吸しようか」 兄貴たちに場所を取られ、居場所を無くした俺は片隅で呆然と立ち尽くすことしかできなかった。