修学旅行から帰ってきた翌日の土曜日。
お土産と写真を持って碧琉君の家にお邪魔していた。
「これ何?」
写真を見ている手を止めた。
どれですか?と言いながら覗きこむ。
「あ、海の写真です」
「それは見たら分かる。この男はなに?」
「あ、それは……たまたまビーチが一緒だった他校の子です」
「なんで一緒に写真撮ってるの?」
「紗良の提案で撮ることになったんです」
相手の学校はうちの学校の近くだったらから記念にと。
「きゃっ」
碧琉君は写真を机に置くと、私の腕を引っ張った。
私はというと勿論碧琉君に支えてもらってる状態。
「キスして」
は!?
「彩羽からして」
「えーと…………」
それは普通に無理です。
「もうすぐ2年経つけど彩羽からしてくれたことってあった?」
「多分………………」
「いや、ないね」
おっしゃる通りです。


