傷痕を見て、碧琉君は固まってしまった。
ズキン________
胸が苦しくなると同時に、傷痕が疼くような感じがした。
あ、ヤバイ________
私、治ったよね?
手術も成功してる。
ならどうしてこんなにも息がつまるの________?
「これ、隠そうとしてたの?」
碧琉君の指が触れたと同時に、息のつまりの代わりに胸が跳び跳ねた。
「きも、ち悪いですよね…………」
最早何に緊張してるのか分からないくらいカミカミだ。
「________どうして?」
え________?
「どうして気持ち悪いの?」
どうしてって……………………
普通は気持ち悪いでしょ?
「これは彩羽が生きる決心をした証でしょ?」
ドクン________
「俺達は皆生かされてる。それに比べて彩羽は選べたんだ。難しい方を彩羽は選んだんだ。隠すことない、恥じることなんてひとつもない」
ドクン________
「死ぬことより生きる方が闘いなんだ。彩羽はカッコイイ」
ツ________
「あ、れ________?可笑しいな………………」
目から次から次へと零れてくる。


