「先輩がサボらないかチェックに来たんですよ」 「彩羽ちゃんいつ見ても可愛いねー」 「あ、碧琉先輩といつも一緒にいる金髪先輩」 先輩に抱き付いていて見えなかったが顔を覗きこんで来たときに初めて相手を知った。 「金髪って………………」 「ププッ」 「てめぇちゃんと名前教えとけよ」 「めんどくせぇー」 ちゃんと友達、なんだね……………… 先輩には、心から笑いあって話せる友達がいる。 腕の力が自然と抜けた。