命が続く限り




こんなに長くキスしたのは初めてだ。



あまり長く続けすぎると発作が怖かった。



こんなに激しくて行きの続かないキスに頭がクラクラしてきた。



「んっん・・・・・・」



キスに溺れすぎてブラウスのボタンが外れていることに全然気付かなかった。



気づいたときには先輩の手がブラのホックを外している時だった。



え、どうしたらいいの・・・・・?



キスで発作に怯えていた私がその先を経験しているわけもなく。



1回は先輩の腕の中で死んでもいいかも、なんて思ったりもしたが死ぬことよりも先輩に知られることが怖くて出来なかったし、激しい運動の加減が分からなかった私は息が荒れることは避けてきた。



勿論私がこんな状況に遭遇できると思っていなかったからそんな知識もない。



先輩の手が胸を覆った時、先輩の唇は脰に移動していた。



慣れている先輩に少し胸が苦しくなるが、そんなこと思う隙も与えてくれない。



これも慣れている証拠なのだろうか。



「あぁ・・・・っ・・・・・」



え、今私の声・・・・・・・?



嫌、恥ずかしすぎる。