命が続く限り




先輩の受験が終わって冬休みまで残り2週間。



私が復学してからすぐに先輩が受験をすると決めたから私が無理してでもやりたこったことが今までずっとできなかった。



それがやっとできる。



まずは登下校。



残り数ヶ月したら卒業してしまう先輩。



来年はどう足掻いても碧琉先輩と一緒に登下校は無理だ。



出来る間に思い出は詰め込んどかなくちゃ。



次は休み時間にお互いの教室に行き来したり、廊下でもどこでもいいからお喋りがしたい。



これは毎回とは言わない。



お互いの都合がつくときで十分だ。



そこまで重たい女になるつもりはない。



次も毎日じゃなくていいから一緒にお昼を食べたい。



私のしたいことを先輩に伝えると、快く受け入れてくれた。



登校も迎えに行く、とまで言ってくれた。



私はどこかで待ち合わせでよかったのだが、無理して退院したことが心配かけてるみたい。