命が続く限り




着いたのは図書室。



私が碧琉先輩に最初の嘘をついた場所。



どうしてここなんですか・・・・・・?



ここは嫌な思い出でいっぱいだ。



「受験終わったらちゃんとハッキリしなきゃって思ってたんだ」



え・・・・・・・・?



え・・・・・・・・?



えぇ・・・・・・!?



「受験終わったんですか!?」



私そんなの聞いてない!!



「うん」


「どうして言ってくれなかったんですか!?」


「別に大したことじゃないし」


「大いに大したことあるんですけど」



受験前日くらい応援のメール送りたかったのに・・・・・・・



「まぁ来年もあるかもしれないんだし?その時は言うよ」


「それもそれで困りますよね?」


「まぁね」



勉強に取りかかったのが遅かった、そう自覚はしているのだろう。