命が続く限り




こんな乱暴にするような人、私の好きな人じゃない。



近づいてくるルイアの顔がとてもゆっくりと、スローモーションに見えた。



嫌・・・・・・



嫌、助けて_______



「助けて、碧琉先輩_____」



私がそう呟くとルイアの動きが止まった。



「誰それ。俺はルイアなんだけど」



知らない。



私だって知らない。



でも気づいたらそう呟いていた。



「呼んで、俺の名前。ルイア」


命令口調で言ってくるルイアはいつものルイアではない顔つきをしていた。



「・・・・ぃ、ゃ・・・・・・」



恐怖から絞り出した声はルイアに届いているか分からない。



もう嫌・・・・・・・



誰か分からないけど助けて、碧琉先輩______