命が続く限り



今日でここに来たのは何日目だっけ?



ルイアとの暮らしは心地よくて楽しくて幸せだった。



そんな生活に慣れ過ぎてしまってそんなことを考えるのはどうでもよくなってしまった。



「今日は川に行こうか」


「うん」



数日ここに泊らせてもらっているが、女の人には一度も会ってはいない。



なのに毎日用意されている私の洋服。



不思議には思うが、突っ込まない方がいいのかと思い聞かないでいる。



今日は短パンにTシャツ、サンダルが用意されていた。



私が一方的に雑談を喋り続け辿りついた川。



架け橋に座ると、指先が川に浸かって気持ち良かった。



「ここって本当、自然しかないよね」


「嫌か?」


「うんん、私ここ好き。ルイアも居るしね」


「ふ~ん・・・・・」



素気ない態度。



背中を向けているが私には分かる。



ルイアが照れている、と。