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ここはどこだろう。



暗い・・・・・・・・



あ、目を閉じてるからか。



ゆっくりと目を開け、光に慣らした。



といっても周りは薄暗くすぐに目は慣れた。



自分が横たわっていたため、薄暗いのは空を覆っている所為だと思っていた。



寝ている体をゆっくりと起こした。



どれくらい寝ていたのだろうか、体中が悲鳴をあげていた。



だが、目が光に慣れようが、体の悲鳴が収まろうが、どうなろうがここは私は知らない場所だった。



辺りを見回せば近所でもなければ一度も見たことのない景色で広がっていた。



少し風が吹けばサワサワと効果音が付けれそうな無限の草原。



そんな無限の先には暗いけどうっすらと山が見える。



だがそこへ行こうとすると何日かかるか分からない。



後ろを振り返るとザーと音を鳴らしている川。



「ここ、どこ・・・・・?」



不安でいっぱいになると急に雨が降り出した。