あの時、人生の全てを紘輝先生に委ねていたあの時。



私は本当に終わりだと思ってた。



誰かが、人間自分の終わりが自分が一番よく分かる。



そう言っていたから、それは今なんだろうと覚悟した。



碧琉先輩から最後にキスしてもらえなかったけど



でも後悔はなかった。



それが後悔では?と突っ込まれるかもしれないが



それは私の我がままであって



最後に皆に送ってもらえた。



お父さん、お母さん、碧琉先輩に夏那それに拓海先輩。



元々このタイミングで死ぬつもりだったから大事な人は増やさないようにしていた。



こうやって最後を信頼できる人に任せてる。



後悔はない。



だからもういい。



だから、だからね、先輩。



私を忘れて幸せになってください_______