「放せよ」
遊人みたいに言う紘輝にイラっとして胸ぐらを掴み上げた。
「やめとけ、拓海」
そう、俺が。
「でも碧琉!」
手を放すと碧琉の方へ視線を向けた。
「俺には関係ない。勝手に言わせとけよ」
平然とペットボトルの水を飲んでいる。
「そうだよな。俺が彩羽ちゃんをどうとしようと俺の自由だ」
「婚約者様だもんな」
「あぁ、それと生かすも死すも俺次第」
は?何言ってんだ・・・・・・
「余命は色々な手段を使えば後1ヶ月は伸ばせられる」
ゴト_____
ガ_____
ペットボトルの中身が床にぶちまけられると同時に、紘輝は再び胸ぐらを掴み上げられていた。
「ふざけんなよ。人の命を弄んでそれでよく医者なんてやってやれるよな」
碧琉の声は怒りに満ちていた。


