「ごめん、光太。そうじゃないの。
私は……光太を試したの」
「……試した、って?」
「中学で、ああいうことがあって。光太こそ、私に同情してるんだと思ったの。
光太は別に私のことが好きなんじゃなくて、勢いで、錯覚もあって、告白したんじゃないかって」
「んなわけねーだろ!!」
物凄い剣幕で怒る光太。
私を睨む形の良い瞳は、
怒ってるのに、いまにも泣きだしそうにうるんでいた。
「ごめん。でも、あの時は本当にそう思って、光太のこと疑って、試した。
同じ高校に入れたらいいよって。
好きだって言ってもらえて嬉しかったのに……ごめんね」


