光太に睨まれながら、忍くんは帰っていった。
久しぶりに会ったけど、頼れるかっこいいお兄ちゃんな所は全然変わらないな……。
「なんだよアイツ。
ちょっと年上で俺より背高いからって、ムカつく」
「忍くんはかっこいいし頭良いし運動神経も良いし、すごくモテるよ」
「綾センパイひでぇ! もっと俺をフォローしてよ!
つーかあれ誰っ?」
別に隠すつもりもないし、従兄だと説明すると、
光太はあからさまにほっとした顔をした。
本気で私の浮気相手だと思ってたみたい。
バカだなぁ、光太は。
ほんとバカ。
ああ……ほんとだ。
また私、笑ってるや。


