「だ、だって……綾センパイが他の男と遊んでるっていうから。
しかも帰り待ってようとしたのに、サボりで早退したってみちる先輩から聞いて。
頭真っ白になったんだよ……」
「それで……探してくれたんだ?」
「だってセンパイ、俺の連絡無視するし。
LINEも既読無視だし。走り回るしかないじゃん。
久しぶりに全力疾走して、肺ぶっ壊れるかと思ったよ」
もう1度、強く私を抱きしめて、光太は大きく息を吐いた。
安心した、という風に。
なんだか泣きそうな吐息だった。
「綾」
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