僕らの明日の話をしよう


ただの浮気って……。


浮気は“ただの”なんかじゃないでしょ。


そう言いかけて、でもそんなのはどうでもよくて。

もっと他に聞かなきゃいけないことがある。




「光太」



くいっと光太の濡れた制服を引っぱると、光太は慌てて私を見た。



「センパイ? どうしたの?」


「光太……なんでこんな汗だくなの?」


「へ?」


「もしかして、私のこと探した……?」




うわ……。

いま私、期待してるような声になった。


恥ずかしい、と思ったのに。


なんで私よりも光太の方が、そんなに真っ赤な顔になるの?