ただの浮気って……。
浮気は“ただの”なんかじゃないでしょ。
そう言いかけて、でもそんなのはどうでもよくて。
もっと他に聞かなきゃいけないことがある。
「光太」
くいっと光太の濡れた制服を引っぱると、光太は慌てて私を見た。
「センパイ? どうしたの?」
「光太……なんでこんな汗だくなの?」
「へ?」
「もしかして、私のこと探した……?」
うわ……。
いま私、期待してるような声になった。
恥ずかしい、と思ったのに。
なんで私よりも光太の方が、そんなに真っ赤な顔になるの?
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