「とにかく綾センパイを放せ!!」
「わっ!?」
「おい! 危ねぇだろうが!」
光太は無理やり忍くんから、私を引き剥がした。
落ちるかと思ったけど、しっかり光太の腕に抱きとめられて。
久しぶりの距離に、心臓がぎゅうっと絞られたように苦しくなった。
ちっとも似合わない香水の匂いは気に入らないけど……。
でも、光太のあったかい体温はやっぱり好きだ。
「綾センパイ、大丈夫!?」
「光太……」
「うわっ!? センパイ顔色ちょー悪い!
どうしたの、アイツになんかされた!? つーかアイツ誰!?」
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