僕らの明日の話をしよう



「歩けるか?」


「ちょっと休めば、大丈夫」


「大丈夫じゃねぇな。よっと」


「はっ!?
え、ま、待って忍くん。降ろして……っ」



急に膝裏をすくわれて、持ち上げられた。

忍くんの腕の中から整った顔を見上げて、自分の状況を正しく理解した。


お姫さま抱っこって……。


強引に、軽々やってしまうのが忍くんのかっこいい所だ。




「降ろして! 恥ずかしいよっ」


「車までだから我慢な」


「車って……。持ってたっけ?」


「買った。バスケで移動すんのに後輩運んだり荷物運んだり必要だから」