どうしてそんなこと聞くんだろう。
私が悩んでるように見えた?
「だって、俺ら勉強する必要もないし。だから遊んでるのに、砂月さんは寝不足って言うから。
なんか追い詰められた受験生よりひどい顔色してるよ」
言われて、少しショックを受けた。
鹿島くんがそこまで言うほど、ひどい顔をしてるのか、私は。
言葉が見つからなくてうつむくと、
右手にそっと、温かい手が重なった。
「もしかしてさ……俺らにムリして合わせてたりする?」
鹿島くんの、大きな手だった。
それが少し……光太の手に似ていてぎくりとした。
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