光太はよろけながらも、私の前に立つ。
背……伸びたなぁ。
せっかく伸びても、バスケ辞めちゃったし、あんまり意味ないか。
もったいないな、ほんと。
「ほら、話す! 昼休み終わっちゃうよ!」
「みちる……。私は別に、光太と話すことなんてないんだけど」
「綾ってば、なに意地張ってるの?
あるでしょ、光太くんに言いたいこと!」
「だからないってば」
本当にないんだ。
正確に言うと、ないんじゃなくて、なくなった。
どうでもよくなった。
そんな言い方したら、きっとみちるは怒るよね。
光太は……どうかな。
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