「みちる先輩!」
「な、なに?」
「先輩は知ってるよね? 綾センパイの居場所!
頼むから、何でもするから、俺に教えて!」
人目を気にしてる余裕なんかなくて、みちる先輩の細い肩をつかんで叫ぶ。
土下座しようとしたけど、みちる先輩に慌てて止められて、近くのファミレスに連れて行かれた。
ボックス席について、みちる先輩は深く溜息をついた。
「ごめん、光太くん。
私も知らないの。綾……何も話してくれなかったから」
「うそだろ……」
「ほんとごめんね」
みちる先輩まで知らないんじゃ……本当にどうしたらいいんだよ。
どんだけ徹底してんだよ。
綾センパイへの手掛かりを見つけようとすればするほど、彼女に全力で拒否されているような気がしてきて、落ちこんでいく。
ガンッとテーブルに額を打ち付けた。


