知ってるはずなのに。 絶対知ってるはずなのに。 なんで邪魔するんだよ……っ。 どうして! どうして! どうして! 「……力になれなくて悪かったな」 「いえ……。ご迷惑かけて、すんませんした」 励ますように鹿島先輩に肩を叩かれて、泣きそうになりながら頭を下げた。 センパイ。 綾センパイ。 ごめん。 それでも俺は、諦められないんだ。 ◆