「あ~。光太くん負けず嫌いだもんねぇ。
でもかっこいいね! これは光太くんファン増えるよ~。また調子に乗らないといいけど」
「それはたぶん、大丈夫じゃないかなぁ」
光太はもう、自分を見失ったりしない。
大切なものが何か、わかってるはずだから。
自分の実力も、上がたくさんいることも、正しく理解してるから。
あとはのぼっていくだけだ。
がんばれ、光太。
がんばれ。
「あたしバスケ詳しくないけどさ、なんか光太くんがすごい活躍してんのはわかるよ!
いちばん目立ってるもんね!」
インターバルに入って、みちるがメガホンを握りしめながらそう言った。
頬を赤くして、興奮しているらしい親友に、小さく笑う。
「それってきっと、みちるが光太のことを好きだからじゃない?」


