「えっ!? まじで?」


「砂月さんももしかして、推薦組とか?」


「そんなようなものかな」




全然ちがうけど。

別にもうどうでもいいや。


なんとなく、彼らを見てて思った。

遊べばいいのかなって。


彼らと遊んでいたら、私も普通に見えるんじゃないかなって。




「綾ぁ……」



ふたりとアドレス交換してる間。

向かいのみちるが、なぜか泣きそうな顔で私を見ていたけど。



私は笑った。


笑いたかったわけじゃないけど、笑っておいた。