だって……これ……。
どうして?
だってこれは、あの時壊れたはずなのに。
「ブックマーカー……」
2度目に監禁された時に、富田さんに奪われ勝手にイヤホンジャックにされて、壊れたブックマーカーが。
小鳥と青い石のチャームがついた宝物が。
前と同じ姿になって私の手の中に帰ってきた。
「直してみたんだ」
「直したって……光太が?」
「うん。俺も壊さたからもうだめだって思ったんだけどさ。
みちる先輩が、ハンドメイドのパーツが売ってるから、直せるんじゃないかって教えてくれて」
みちるが……。
全然知らなかった。
廊下で光太が富田さんから取り返した時、みちるもいたから気にしてくれてたんだ。


