そんな風に、光太を強引に露天風呂に向かわせて。
少し時間を置いて、私も脱衣所に入って浴衣を脱いだ。
自分の身体を見ると、溜息しか出ない。
光太はバスケを再開して、どんどん身体が引き締まってかっこよくなっていっているのに。
私の方は痩せていくばかりの貧相な身体。
胸も減ったし、肋骨は浮き出ているし。
光太にがっかりされるのがこわくて、隠すようにバスタオルを巻いた。
外に出ると、光太は戸板の向こうの夜空を眺めていて。
緊張してるのか気をつかってくれてるのか、固まったみたいにこっちを見ないから。
私はそそくさと湯に入って光太の隣りに座った。
腕と腕とが触れ合って、光太がおおげさなくらいびくりと揺れたけど、何も言わない。
光太の視線を追うように前を向けば、
そこには緊張なんて吹き飛ぶくらい綺麗な、満点の星空が広がっていた。


