「へ、部屋。戻ろうか」
「う、ん。そうだね。湯ざめするといけないし」
部屋に戻る間。
微妙に光太が距離を置いて歩くのが少しさみしかった。
手を、繋ぎたかったから。
部屋に入ると丁度夕食が運ばれてきて、その豪華さにまたふたりして驚いた。
海の幸中心の食事は目にも美味しくて、光太なんて食べる前にスマホでカシャカシャ撮影して、
「和樹に送って自慢してやろ~! 飯テロ飯テロ」
なんて楽しそうにしてた。
和樹くん協力してくれたのに、怒るだろうなあ。
お土産、ほんとにたくさん買って行こう。
みちるには何がいいかな。
ウニだアワビだと光太は目を輝かせてもりもり食べていて、私ももちろん美味しくてたくさん食べたかったんだけど。
料理は次々運ばれてくるし元々小食だしで、すぐにお腹いっぱいになってしまった。


