◆
地上から約1万メートル上空。
高い高い、雲より高い空で、光太はいまだ混乱の中にいるようだった。
「何で俺ここにいんの? なんで飛行機のシートに座ってんの?
ついさっきまで俺汗だくでバスケしてたのに何でだ……?」
さっきからずっとこう。
同じセリフを繰り返してる。
そろそろ戻ってきてくれないかなあ。
11月最初の連休の土曜。
天気は快晴。
1時間と少し前。
早めに部活を終わらせてくれた由本くんの前で、私は練習着姿の光太にボストンバッグを突きつけた。
「行くよ光太! 着替え持ってきたから、早く準備して!」
「は? え? 行くって、え?
約束って午後からじゃ……」
「いいから5分で準備する!」
と、無理やり光太に準備をさせて、連れ去るみたいにタクシーに乗った。
地上から約1万メートル上空。
高い高い、雲より高い空で、光太はいまだ混乱の中にいるようだった。
「何で俺ここにいんの? なんで飛行機のシートに座ってんの?
ついさっきまで俺汗だくでバスケしてたのに何でだ……?」
さっきからずっとこう。
同じセリフを繰り返してる。
そろそろ戻ってきてくれないかなあ。
11月最初の連休の土曜。
天気は快晴。
1時間と少し前。
早めに部活を終わらせてくれた由本くんの前で、私は練習着姿の光太にボストンバッグを突きつけた。
「行くよ光太! 着替え持ってきたから、早く準備して!」
「は? え? 行くって、え?
約束って午後からじゃ……」
「いいから5分で準備する!」
と、無理やり光太に準備をさせて、連れ去るみたいにタクシーに乗った。


