「うわ! ちょっと!?
砂月先輩やめてくださいよ!」
頭を下げた私に、由本くんが慌てだす。
でもやめない。
頭下げるくらいいくらでもする。
土下座だってする。
どんな交換条件出されたって、願いをきいてくれるなら受け入れる。
だから、
「お願いします!
こんなこと頼むの、これが最初で最後だから! 二度とこんなむちゃなお願いしないって約束する!」
「砂月先輩……」
「お願い! 由本くんにしか頼めないから……。
お願いしますっ」
人目もはばからず更に深く頭を下げた。
由本くんを困らせるだけだと思いながらも、そうするしかなくて。
スカートの裾をぎゅっと握りしめて返事を待っていると。
小さなため息が落ちて来た。


