僕らの明日の話をしよう



「そうだけど、でも止めようとしてくれたことは、ちゃんと先生に伝えるから」



私の言葉に、彼女たちはとうとう泣きだした。

すみませんでしたって、何回も何回も頭を下げて。


なんとなく……富田さんに逆らえなかったんだろうなと思った。



「綾センパイは、優し過ぎるよ」



光太はぶつぶつ文句を言ってたけど。

笑っちゃった。


優しいのは私じゃないでしょ。

私より、この場の誰より、光太がいちばん傷ついた顔をしてるくせに。


光太にとって、富田さんは“友だち”だったから。

ショックじゃないわけない。


それでも、私を守ってくれた光太。

私をいちばんに考えてくれた光太。


ありがとう。




忍くん。

光太は不誠実なんかじゃないよ。


優し過ぎるけど、ちゃんと誠実な男だから。



だから、もう少しだけ。


光太と一緒にいることを許してください。