「正直に言えよ! 変だと思ったんだ。いつもはセンパイの悪口ばっか言うくせに、
昨日は“大事な用事で先帰ったんだよ”とか“何かあったのかな? ちょっと心配だね”とかセンパイをかばうようなこと言うから!」
「それだけのことであたしのこと疑ってんの? ありえないんだけど!」
「お前自分のしたことわかってんのかよ!? センパイ昨日また倒れたんだぞ!?
まじで何かあったらお前、どう責任取るつもりだったんだよ!」
その瞬間。
富田さんの目が私を捕えて。
“死んでくれればよかったのに”
そう彼女が思ったことが、伝わってきた。
「ちょっと、綾。
監禁ってほんとだったの?」
「みちる……。
ごめん。あとでちゃんと説明する」
悲しそうなみちるの顔に、胸が痛んだ。
やっぱりみちるには、はやく話しておくべきだった。
「あたし関係ないし!
その女がどこで倒れようが死のうが全然関係ないし!」
「お前……っ」


