「久しぶりに綾の従兄、えっと、忍さんだっけ? 見たけど、相変わらずイケメンだよねぇ~」
昼休みに忍くんを見てから、みちるはずっと同じことを言ってる。
もう放課後なのに。
そういえば、中学で一緒に忍くんの試合を見に行った時も、かっこいいって騒いでたっけ。
「光太くんもちょっとちゃらんぽらんだけどかっこいいし。鹿島くんもイケメンだし。
綾の周りはほんと目の保養だわ~」
「鹿島くんは関係ないでしょ?
光太のことちゃらんぽらんて、前も言ってたよね」
「あ。ちゃらんぽらんだったけど、いまは違うもんね。ごめんごめん!
ちゃらんぽらんじゃなくなった光太くんは、もう素敵な彼氏だよね、うん」
「ほんとに思ってる~?」
「思ってる思ってる! あれで女グゼが悪いのも治れば完璧だなーとも思ってる」
「……やっぱりみちるって光太に厳しいよね」


