「あー。俺たち美男美女だもんなぁ」
「自分で言う? あと私を一緒にしないでよね……」
本当に教室まで来る気かな。
このまま帰ってくれないかなぁ。
「冗談は置いといて。お前あんまり学校でひとりになるなよ?
監禁した犯人、生徒っぽいんだろ? また何かされたら困るだろうが」
そっか。
そういう心配をしてくれてたんだ。
「大丈夫だよ忍くん。いまは生徒が多いし、いつもは友だちと一緒に行動してるから」
「じゃあ放課後はすぐ家に帰れ。俺が迎えに来てやろうか?」
「忍くんはバスケがあるでしょ。
大丈夫だってば。ちゃんと気をつけるし」
そう私が言っても、忍くんはまるで信用してない目で見てきて、ついでに溜息まで吐いてきた。
失礼な……子ども扱いしすぎだよ。


