このメッセージの合間に電話もいくつかもらっていたみたい。
前よりずっと、光太は私のことを心配してくれてるのがわかって、温かい気持ちになったけど……。
私が用事あって先に帰ったと思ってるのはなんで?
もしかして、と。
メールの送信履歴を見てみたら、覚えのない光太への送信メールがあった。
【急用が出来たから先に帰るね!】
短い文章。
送られた時間はちょうど、私が昨日、図書館を出ようとした頃と同じだった。
富田さんが送ったんだ……。
「では校舎の扉の点検をお願いします」
「わかりました。それと綾さんを閉じこめた犯人ですね。こちらでも調べていきますので」
「よろしくお願いします」
忍くんが頭を下げたことにハッとして、私も慌てて頭を下げた。
まずかったかな。
全然話し聞いてなかった。


