私が笑うと、忍くんも困ったように笑った。
それで終わり。
それでいい。
私と忍くんは、従兄弟同士で、兄と妹で、初恋の相手で、家族と同じように大切。
それ以上でも以下でも、それ以外にもならない。
それがいい。
学校に着くと、なぜか忍くんは駐車場に車を停めて一緒に降りてきた。
「……忍くん?」
「職員室行くだろ? 俺も一緒に行くよ。昨日お世話になったからな」
そう言って白い紙袋を掲げる。
まさかお世話になったお礼の品ってやつ?
「なんで忍くんがそんなこと……」
「昨日直接先生方に会ったのは俺だし、おばさんは今日病院だろ?
代わりにお礼言っておいてほしいって渡されたんだよ」
「お母さんてば……」


