それから少し意識が飛んでいたみたいで。
時計を見ると、9時を過ぎていた。
「そろそろ夜警さん来ないかな……」
お母さんも探してるよね。
光太は……気付いてないんだろうな。
「寒い……」
気温が下がってるのか、それとも私の体温が下がってるのかな。
相変わらず身体はだるいし、頭も痛いし。
座ってるのもつらくなってきた。
ずるずると背にしていた壁から床へとずり落ちる。
ぺたりと床に横になると、その冷たさに震えた。
死ぬかもしれない。
唐突にそう思った。
だとしたら、
『さっさと死ねばいいのに』
そう言った富田さんの願いが叶っちゃうわけだ。
それはやだなぁ。
悔しいよ、そんなの。


