じんと痺れるように痛む頬を抑えながら、しばらくぼうっとしてたけど。
授業開始のベルが鳴って、慌てて水道に飛びついた。
「うわぁ……どうしよ、これ」
思いきりやられたから、真っ赤になってる。
ここも脚や肩みたいにひどい内出血になったらさすがに隠せないよ。
ハンカチを濡らして、頬に当てながら保健室に急いだ。
冷やすものをもらいに。
幸いすぐに冷やしたからかたいして腫れもしなかったし、痣にもならなかったけど……。
『絶対許さないし、諦めないから!!』
頭の中でずっと、富田さんの捨て台詞がリピートされていて。
嫌な予感に身体が震えて仕方なかった。
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