狭い個室に響く爆音。
利きすぎた冷房の風から逃げるように、密着する複数の男女。
いや、私はくっつきたいわけじゃないんだけど。
狭いからどうしても、ソファーで隣りにいる人との距離が近くなる。
学校を出てすぐ、みちるに連絡してカラオケに混ぜてもらった。
何かあったのかって聞きたそうな顔をしてるみちるには悪いけど、いまは話す気になれない。
「意外だなぁ。砂月さんてけっこ歌えるんだね」
その仕方なくくっついてしまう隣りの人が、内緒話をするように顔を近づけて言う。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…